
聖母子と聖女カタリナと聖女バルバラ
ハンス・ジュス・フォン・クルムバッハは1480年頃バイロイト近くのクルムバッハで生まれたらしい。1500年から03年までニュルンベルクに滞在していたヴェネツィアの画家ヤコボ・デ・バルバリの影響を受け、1500年頃から弟子入りしたデューラーの工房では、木版画挿絵を師と共同で制作してその様式から強い感化を受けた。1522年ニュルンベルクで死去した。
ニュルンベルクにある聖堂の首席司祭を務め、のちにレーゲンスブルクの司教座参事会員を務めた人物の墓碑画。1511年にデューラーが構想してクルムバッハが制作した。
ニュルンベルクにある聖堂の首席司祭を務め、のちにレーゲンスブルクの司教座参事会員を務めた人物の墓碑画。1511年にデューラーが構想してクルムバッハが制作した。
半円形アーチ付きの玉座に座る聖母子の左に聖女カタリナ、右に聖女バルバラがが立つ。聖会話に近い形式と壮麗な色彩は、この時期のドイツ絵画には見られないイタリア的作品とされる。
世界美術大全集14 北方ルネサンス 1510年代
ハンス・ジュス・フォン・クルムバッハ
聖母子と聖女カタリナと聖女バルバラ
1513年 板 油彩 151×228.5cm
ニュルンベルク ザンクト・ゼーバルト聖堂
世界美術大全集14 北方ルネサンス 1510年代
聖母子と聖女カタリナと聖女バルバラ
1513年 板 油彩 151×228.5cm
ニュルンベルク ザンクト・ゼーバルト聖堂
